外壁塗装の種類は何種類?塗装選びのヒントや塗料の特徴について解説

住宅の中でも外壁は家の顔となる部分です。

美しい外観を保つためには、色などの見た目だけではなく、耐久性や特徴なども知っておくことが大切です。

では、外壁塗装にはどんな種類があり、特徴はどのように異なっているのでしょうか。

この記事では外壁塗装の種類を中心にご紹介します。

 

外壁塗装の種類は6種類に分けられる

外壁塗装に使われる塗料は主に6種類に分類することができます。

塗料選びは初めて、という方向けに細かく分類をご紹介しますので是非ご参考ください。

①アクリル塗料

塗料の主成分の樹脂が「アクリル」で構成されているアクリル塗料は、軽量で使いやすいのが特徴です。

安価であるためホームセンター等でも多く流通しているのですが、

耐用年数が約5年程度~約8年程度と短いのが難点の塗料です。

そのため最近ではあまり塗装には使われていません。

リーズナブルな塗料を求めている方におすすめです。

②ウレタン塗料

塗料の主成分の樹脂が「ウレタン」で構成されている塗料のため「ウレタン塗料」と呼ばれています。

塗装のしやすい塗料のため、小さな製品にも多く活用されている万能な塗料です。

耐用年数に関してはアクリル塗料よりも長く、約10年程度とされています。

外壁材との相性が良いので、外壁補修の際に使うこともある塗料です。

雨樋などの部分的な補修にも向いています。

最近ではセラミックの成分を配合したハイブリッドなウレタン塗料も登場しており、

耐久性が進化しつつある塗料です。

③シリコン塗料

大手ハウジングなどが愛用しているシリコン塗料は耐用年数と費用のバランスが良く、

初心者の方にも勧めやすい塗料です。

シリコン樹脂を主成分としており、新築時の外壁塗装やリフォーム時の塗装など幅広く使用されています。

耐久性もアクリルやシリコンと比べると長く、約15年程度です。

屋根の塗装には遮熱性のあるシリコン塗料、外壁塗装にはラジカル制御型塗装が行われています。

部位によって使い分けられるほど、シリコン塗料の種類もたくさん登場しています。

④フッ素塗料

高価だけどメリットも多いフッ素塗料は、

耐候性が強く耐用年数も最大約20年レベルと塗料の中でもトップクラスの耐久を誇ります。

雪に強い塗料として知られているため、雪の多い北日本を中心に多く愛用されています。

劣化の補修にも向いている塗料なので、リフォーム時に激しい傷みが気になる箇所がある場合は

フッ素塗料で補修することもおすすめです。

特にフッ素とセラミックを配合した塗料は耐久性が飛躍的に伸びており、

湿気が多そうな位置の塗装にも向いています。

⑤「セラミック塗料」

義歯などでも知られる素材のセラミックは、塗料にも生かされています。

耐用年数はフッ素塗料近くまで持つとされ、約10年程度~約20年程度とされています。

耐熱性に優れている塗料で、日差しが強い立地の外壁におすすめの塗料です。

また、紫外線にも強く人気があります。

⑥無機塗料

無機塗料は鉱物を主成分としている塗料です。外壁塗装の中でも人気上位の塗料で、

最高ランクの塗料として支持されています。

耐久性が高く、汚れが付きにくいため外観を長く美しく保ちたい方におすすめの塗料です。

チョーキングなどの劣化症状も起きにくいですが、その分高価な塗料でもあります。

この他にも光触媒塗料やナノテク塗料などがあります。

基本的に塗料は「耐久性が高いほど長持ち」です。

しかし、家の新築やリフォームは外壁塗装だけがメインではありません。

ご予算に合わせてメリットが高い塗料を選ぶと良いでしょう。

 

初心者向け 塗料の選びのヒント

6種類の塗料についてご紹介しましたが塗料選びの際にはどんな点を押さえておくと良いでしょうか。

そこで、初心者向けの塗料選びのヒントをご紹介します。

①耐用年数

外壁塗装を行うからには、長持ちをしてほしいものです。

そのため、塗料選びの際はまず「耐用年数」をチェックするようにしましょう。

オススメの塗料はやはりシリコン塗料などの「バランスが良い塗料」です。

コストパフォーマンスに優れた塗料を選ぶと外壁を美しく維持しやすくなります。

②塗料の費用

塗料の費用はやはり施工する際にはチェックが必要です。

セラミックや無機の塗料は耐用年数が素晴らしいですが、その分塗料が高いため、費用は高くなります。

広範囲に塗装を行う際にはその他の塗料と比べると施工費に差が出ます。

塗料選びは費用面も踏まえて選びましょう。

③塗料の性能

耐久性や費用はもちろん重要な塗料選びのポイントなのですが、

最近では塗料本体の性能が上昇しており、高断熱性・高耐候性を誇る塗料も続々と登場しています。

防音性や結露対策の効果もある塗料が出てきており、性能もぜひ考慮に入れましょう。

例えば、家全体が湿気に弱い立地なら、

リフォームの際に結露対策の効果のある塗料で塗り直すことがおすすめです。

 

外壁塗装は業者によっても費用が大きく異なる

新築時やリフォーム時の外壁塗装は基本的にプロの塗装業者へ依頼することがおすすめです。

特に屋根やベランダなどの高所作業は、非常に危険も多いのでご自分で塗り直すことはおすすめしません。

しかし、外壁塗装は業者によっても費用が大きく異なります。

塗料は安いものを選んだはずなのに、他の業者よりも施工費が高いこともあります。

では、業者選びをする際にはどんな点を注意すれば良いのでしょうか。

業者選びの3つのヒントは下記のとおりです。

 

外壁塗装業者選びの3つのヒント

①複数業者から見積もりを取得すること

特に外壁塗装を初めて依頼する方におすすめの方法は、複数の業者から見積もりを取得することです。

外壁塗装に関してはトラブルが多く、消費者センターなどへご相談される方もたくさんおられます。

安心して依頼するためにも複数の見積もりを取得し、費用や業者の対応を見比べるようにしましょう。

②価格だけで外壁塗装業者を選ばないこと

価格があまりにも安い業者は魅力的に見えるかもしれませんが、

後日高額の請求をしてくる可能性があります。

また、安すぎる業者の場合は粗悪な品質の塗料を使う可能性があります。

見えない所を必要以上に薄めて塗装する業者も少なくありません。

安さだけではなく、しっかりと塗料知識があり、丁寧に対応する業者に依頼をするようにしましょう。

③地域に密着した外壁塗装業者もおすすめ

地域に密着した外壁塗装業者は、それだけ地域の気候にも知識があり土地勘もある業者です。

おすすめの塗料も地域事情を踏まえてアドバイスしてくれるので、

お近くで真面目に営んでいる外壁塗装業者もおすすめです。

 

まとめ

この記事では外壁塗装の種類や塗料選びをメインにご紹介しました。

塗料にも様々な種類があり、どれにもメリット・デメリットがあります。

費用だけでなく性能や耐用年数もしっかり押さえて塗料選びをしましょう。

また、塗料選びも大切ですが、信頼できる業者選びも大切です。

親身に相談に応じ丁寧に施工する業者を見つけ、大切な家を美しく塗装しましょう。

 

PAGE TOP