新築やリフォーム時に外壁塗装を実施する際には
ご自宅がキレイになるのでワクワクするのではないでしょうか。
しかし、外壁塗装は塗料の臭いが気になったり
狭い場所で塗装をする際にはご自分の敷地以外にも養生を行う必要があります。
そこで、この記事では外壁塗装時のマナーについて紹介します。
外壁塗装時に必要なマナーとは?
外壁塗装はただ塗装を行うのではありません。
塗料が飛散しないように様々な場所を養生し、足場を組み立てます。
近隣住人の方にご負担をおかけすることが多く
事前にしっかりと外壁塗装を行う旨を周辺に告知する必要があります。
では、外壁塗装時にはどのようなマナーが求められるでしょうか。
外壁塗装を行うことを告げる
ある日突然近所で建設工事が始まったら
みなさんはどんな印象を持つでしょうか。
騒音や塗料の臭いにびっくりしても当然です。
風向きによってはしばらくの間窓を閉めてもらう必要もあります。
そのためご近所周りをしてしっかりとお願いをすることは
欠かせないマナーです。
作業内容に関してはぼかすのではなく
「外壁塗装」を行うことをしっかり周辺の方にご挨拶をしましょう。
施工の日程を伝える
外壁塗装の日程は周辺住民の方の生活を左右します。
そのため、施工の日程は予備日も含めてご案内をします。
今後も大切なご近所付き合いをする関係ですから
外壁塗装で想定されるトラブルについては事前に根回しをしましょう。
タオルやボールペンなどをお渡しする
外壁塗装の工程や範囲によっては
ご近所の方の敷地内にお邪魔をしてしまう可能性もあります。
また、敷地にご迷惑はお掛けしないにせよ
塗装業者の車両が近隣道路に留まることも多く
ご迷惑をおかけすることもあります。
そのため丁寧に粗品をお配りすることもマナーの方法の1つです。
タオルやボールペンを準備し
ご挨拶と共にお渡しすることで万全の対策が可能です。
ただし、ご近所との距離が十分にある場合には
こうした対応はしないこともあります。
ケースバイケースですので、ご近所との関係や予算など
業者と相談の上決定しましょう。
連絡先
外壁塗装は1日で終わらないため
施工に関しての連絡窓口を決めておくことが一般的です。
作業車両を動かしてほしい、臭いが気になるなどの苦情は良く起きるので
こうした際に連絡の受け皿となる電話番号などを配っておきましょう。
以上が事前に知らせておくべき情報です。
1つ1つを口頭で伝えることは大変な作業ですので
紙面にまとめてお渡しすることが一般的です。
塗装業務に慣れている外壁塗装業者は例文を保有しているので
対応してくれることが一般的です。
意外と必要?家主のマナーとは
住宅を外壁塗装する際には近隣の方々への配慮を欠かせませんが
意外と必要なマナーがまだまだあります。
未然のトラブルをしっかりと防ぐためにも
次の部分にも配慮をしましょう。
家主の不在時の対応を協議しておく
外壁塗装は少なくても数日間はかかる作業です。
施工主である家主の方は、仕事などで塗装期間中に不在となることも多いでしょう。
リフォーム時にはご在宅されていることも多いですが
新築時にはまだ入居はしていません。
外壁塗装の期間中に家主が立ち合うべきことはあるのか
家主が連絡窓口になるべき必要はあるのかなども
細かく施工前に打ち合わせしておきましょう。
新築時には立ち会うことは少ないですが
リフォーム時には家主が立ち会うことあります。
(駐車場やベランダ、エアコンの室外機に関する養生の確認作業など)
リフォーム時の場合には
留守にする日時や立ち合いの段取りなどの日程も決めておきましょう。
ご近所の方の養生に関しては徹底する
外壁塗装は塗料を使う作業のため、養生を行う必要があります。
近隣住宅との距離が近い場合には、ご近所の方の外壁や車両に塗料が及ばないように
養生をさせていただく必要があります。
この養生が及んでいないところに塗料が飛び散ってしまうと
損害賠償請求のリスクがあります。
施工以外のトラブルも外壁塗装には潜んでいるので
十分に養生に関しても確認を家主・施工主としても怠らないように注意しましょう。
場合によってはご近所の方も立ち合いで
養生範囲を決めることも安全な施工方法の1つです。
洗濯物や戸締りなど基本も守ること
信頼できる外壁塗装業者に依頼をすればトラブルは起きないですが
万が一のトラブルに備えて家の施錠はしっかりと行い
戸締りは怠らないようにしましょう。
また、養生でも触れたように塗装の作業は
塗料が飛び散る可能性があります。
施工主側は養生がしてあるし…と気持ちが緩んでしまい
うっかりと洗濯物を干してしまうことがありますが
塗装期間中は安全な作業の遂行のためにも
洗濯物も外に出さないように注意しましょう。
外壁塗装は意外と守るべきマナーが多い?
外壁塗装のマナーは意外と守るべきマナーが多い、と
ここまで読まれた方は驚かれているのではないでしょうか。
でも慌てる必要はありません。
近隣の方々への事前のご挨拶などは
「施工実績が豊富な外壁塗装業者」なら安心してお任せしていただけます。
その際には施工主の方としては
次のポイントをしっかりと業者に伝えましょう。
あなたの知っている情報はしっかりと伝える
外壁塗装の業者はご近所の対応に関してもプロです。
粗品を用意したり紙面を用意したりすることはできますが
ご近所に関する情報は持ち合わせていません。
もしも近隣の方で対応が難しい方がおられたり
高齢者宅でゆっくりと説明を要する場合などがあれば
事前にしっかりと情報を業者側に伝えてください。
業者はこうした細やかな情報も踏まえて配慮を行います。
施工主側で判断をし過ぎないこと
ご近所へのマナーや心配りは大切ですが
必要以上に施工主側で判断をされるのは危険です。
例として、「ご迷惑をおかけしますが1日で終わります。」と伝えてしまっても
実際には高圧洗浄や足場の組立等も行うととても1日で終わることはできません。
安易に判断してしまうと、その部分がご近所トラブルに発展してしまう可能性があります。
ご近所に伝えるべきことは業者の視点を踏まえた上でしっかりと判断をしましょう。
まとめ
外壁塗装は塗装だけじゃなく、小さな心配りやマナーも忘れてはいけません。
この記事では無為なトラブルを防ぐためにも
塗装時に配慮すべきポイントについて詳しく解説しました。
是非施工前にご一読いただき、ヒントとしてご活用ください。